突然だが、ビーフジャーキーは基本的には一人で食すものだと思っている。

 

もっと詳しく言えば、好みの酒と共に、暗く狭い空間で噛み続ける時間が至高の時である。

 

しかし時にはビーフジャーキーをもって友人をもてなす時もあろう。

 

今回はビーフジャーキーを華やかに盛り付け、最大限に美味しく食べる方法を研究した。ぜひ参考にして頂きたい。

 

 

ビーフジャーキーでより美味しくもてなす方法

 

ひょんなことから家飲みとなった時、ビーフジャーキーラバーとしては格好の宴会の場となる。

 

この機会にビーフジャーキーの良さを説く普及活動の絶好のチャンスとなるからだ。

 

ただし家飲みなので「もてなし」も並行して重要かつ高い優先度となる。

 

当然他のおつまみも併用する事が多いシーンとなるのだが、やはりビーフジャーキーだけは美味しく見せる事がミッションとなる。

 

使用するビーフジャーキーはテングブランドのプレーンが基本となるので、言うまでもないが常備しておく事を強くおすすめする。

 

 

もちろんそれ以上の高級ビーフジャーキーを用意するのはより良いもてなしとなるだろう。

 

 

 

準備

 

準備に必要なのはレモン、ライム、そしてブラックペッパーだ。もちろん見栄えのする皿も選定しておこう。

 

普段からお客をもてなす事を想定しておく事がビーフジャーキーラバーとしての必須条件だ。

 

器の選定基準として、白い器ならビーフジャーキーが映え、黒い器ならレモンやライムが映える。どちらも良いのだが、TPOに合わせて使い分ける事ができれば上級者と言えよう。

 

他にもあえて青い器や和風の器をセレクトする猛者もいる。レモンやライムは縦に1/8にカットしておく事が理想だが、各々で見栄えの良いアレンジをするのも良いだろう。

 

レモンの爽やかさ、ライムのコクが表現できれば十分である。そしてブラックペッパーはミルを使ってリアルタイムで挽いて振りかけて欲しい。

 

ここはむしろ大事な部分で、あらかじめ挽かれてあるブラックペッパーをパラパラとかけるだけではビーフジャーキー自体の味わいも「おもてなしスタイル」として半減してしまう。

 

 

工程1

 

まずハサミなどで繊維に沿って1~2cm幅に切っていく事から始まる。理想は5ミリ程の切り目だけを入れて残りは手で裂いていく手法だ。

 

この方がビーフジャーキーの香りが立つからである。しかしビーフジャーキーには個体差もあるので裂けなさそうならハサミで全て処理しても大きな問題にはならない。

 

工程2

 

ビーフジャーキーを美味しそうに盛り付けるコツは「ランダム感と立体感のある配置」に終始すると言っても過言ではないだろう。

 

切り目が全方向に向くように立体的に配置し、その上からブラックペッパーを振りかけ、脇にはレモンとライムを添える。

 

空気感を持たせる事で香りに対する想像が高まるが、この感性を極めるのは上級者向けの盛り付けになるので、日々精進していただきたい。

 

これが決まると至高とも言えるビーフジャーキーのおもてなしスタイルの完成となる。

 

レモンの爽やかをビーフジャーキーと共に味わうも良し、ライムで変化を付けてお酒を楽しむもまた一つの趣向である。

 

プレーンで食べるのも良いがそこには「おもてなしのブラックペッパー」があり、それすらワンランク上の味わいとなるだろう。

 

 

 

最後に

 

いかがだったろうか。特にビーフジャーキー初心者をビーフジャーキーでもてなす場合は「いかに美味しそうに見せるか」が最重要課題となる。

 

そして食べ方に選択肢を持たせる事によって「最高のおもてなしおつまみ」となる事間違いないであろう。

 

機会があればぜひ実践していただきたい。