日本国内でご存知の方は少ないと思うが、外国ではビーフジャーキーはおつまみではなく料理の材料としても扱われる。
そのアレンジは日本に住んでいてはなかなか思いつかず、衝撃を受けると共にビーフジャーキーの食べ方のアレンジの幅が大きく広がるはずだ。
ぜひ料理にも活用してビーフジャーキーラバーの一員として普及に努めていただきたい。
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改めてビーフジャーキーのルーツを探る
ビーフジャーキーはいわゆる「干し肉」である。ただし長い歴史の中では保存食から始まり、長持ちさせるために塩や香辛料が使用されたり燻製が施され、現代では主に趣向品として楽しまれている。
しかし世界的に見ると干し肉を重宝する国では、まだまだビーフジャーキーは料理の素材として扱われ、ビーフジャーキーをベースとした調理法や料理が存在するのだ。
今回はこれらを紹介していこうと思う。ビーフジャーキーを普段の食卓にあげる事ができれば、それはビーフジャーキーラバーの究極の姿と言えよう。
また客人に対する「おもてなし」にも利用できるかもしれないので、理想を言えば、研究を重ねて自分なりのレシピに昇華させたいところである。
ビーフジャーキーを使った料理
料理の素材として使用されるビーフジャーキーの主な用途は「だし」での利用がほとんどだ。
赤身の肉を乾燥させたものなので、この利用法には大いに納得できる。
さらにテングブランドのビーフジャーキーなどは醤油を使用しているので、だし以上の味わいを引き出す効果も期待できるであろう。
それではビーフジャーキーを使用した料理を紹介していこう。ビーフジャーキーの旨さを料理として最大限に引き出す調理法は「煮込み」と「炒め物」に限定される。
それ以外はおつまみの延長上といえるのでここでは省いた。
ちなみに今回は我らがテングブランドのレギュラーを素材といて用いた。
おすすめ料理①【ジャガイモとビーフジャーキーの炒め物】
何が何グラムという詳しいレシピは紹介しないが、ジャガイモを一口サイズにカットして先に炒め、カットしたビーフジャーキーを加えて炒めるものである。
ポイントとしては塩コショウを適宜チェックしながら醤油で味をまとめる事だ。
カレー粉を加えるとそのコクは増し、料理としての完成度は高まるだろう。他の野菜も加える事でアレンジの幅も広がる。
おすすめ料理②【ビーフジャーキーのトマト煮込み】
この調理法は実はかなりおすすめである。なぜなら単品の料理としてだけでなく、パスタソースや他の素材を加えた煮込み料理に発展させる事ができる「ベース」として使えるからだ。
基本的な作り方は、まずトマト缶と固形ブイヨンを用意する。どこにでも売っているトマト缶で良いのだが、できればイタリア産のホールトマトの缶が望ましい。
缶の中身を全て鍋に移し、トマトを手で潰していく。それを中弱火で3分の2から半分ぐらいになるまで煮詰めていく。沸騰しはじめる頃にカットしたビーフジャーキーを投入する。
全体量が半分ほどになった頃に塩コショウや固形ブイヨン、ウスターソースなどで濃いめの味に整えて一煮立ちさせるとベースの完成だ。
これをパスタソースとしてそのまま活用するのも良し、煮込み料理に流用させるのもおすすめだ。
煮込み料理にするなら一番おすすめなのが牛ホルモンの「ハチノス」だ。これが本当に美味いのである。ハチノスを手の平サイズに切り分けて水を張った鍋に入れて火にかける。
沸騰したら弱火にし、10分ほど煮てザルに上げる。それを冷水で流して冷まし、好みの細さにカットしていく。あとはベースのソースと一緒に弱火で15分ほど煮込むだけ。
水分調整のために少し水を足すと上手に仕上がる。余った分は保存袋に入れて冷蔵も冷凍もできるので、ぜひ大量に仕込んでおきたい。
これに水煮のヒヨコ豆なども一緒に煮ると「チリコンカン」風のさらに高いクオリティの一品となる。ハーブなども使うと上級者と名乗っても良いレベルに仕上がる。
番外編【サラダのトッピングとして利用】
他にもシンプルな活用法として、シーザーサラダのトッピングやポテトサラダに混ぜるのもおすすめだ。
他の食材との相性が抜群な上、簡単なのでデイリーに使えるレシピである。
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最後に
いかがだったろうか。
実はビーフジャーキーを使った料理は以前から試していた。その試行錯誤の中で堂々とおすすめできる調理法2つをお伝えした。
ぜひビーフジャーキーを料理にもアレンジし、ビーフジャーキーライフを充実したものにして欲しいと願う。